シューズ

2020年6月25日 (木)

誕生8年目の「ガビック」が総合ブランドへ舵を切っています

Photo_20200624161401
「ガビック」のシューズと今年のテーマ「カルチャーオブ東京」


ロイヤルが2012年に立ち上げたブランド「GAViC(ガビック)」が毎年売上げを伸ばしており、自社ブランドの柱に成長しています。

「8年目を迎える今年を分岐点と捉え、日本の文化を発信するユニークな視点を切り口に、今後スポーツからライフスタイル、そしてキッズ・ジュニアまでカテゴリーを拡大して総合ブランド化を目指します」と同社の商品開発部池内辰吉さんは話しています。

同社は過去に「ロット」「アグラ」「マイター」といったサッカーおよびフットサルを得意とするスポーツブランドの日本総代理店を務めてきたことを背景に、そのノウハウを生かしつつ自社ブランドにシフトしていこうという機運が高まっていました。

そして2012年、さまざまなシーンでの勝利を応援するブランドとして「GAViC(ガビック)」を立ち上げました。

ブランド設立の初年度にJリーグ・水戸ホーリーホックのサプライヤーになった稀有なブランドで、当初はユニフォームの提供を含めてアパレルの展開に注力しました。

ブランドが初めに認められたのはフットサル。プロレベルでも使えるシューズの商品化で評価を高めました。

17年からはライフスタイルシューズの展開も始め、神戸・三宮に直営店も出店。さらにウォーターバッグなどのトレーニング用品も飛躍的な成長をみせました。

Photo_20200624161402
歴史を物語る「ガビック」の歴代のカタログ


18年に入るとフットサルからサッカーへとカテゴリーを拡大させ、2年かけて開発したスパイクとキーパーグローブを、“マトゥー”シリーズで訴求。

“GAIN VICTORY”のブランドメッセージに、日本の文化を加味した製品を創り出す“CULTURE OF NIHON(カルチャー・オブ・ニホン)”の副題をつけたのも18年春夏から。

スポーツ分野では、日本のフットサル界を代表する森岡薫選手と契約し、さらにキーパーグローブは、きめ細かい商品展開と機能性でシェアを高めています。とくに横浜F・マリノスのパク イルギュ選手の使用で舞台が変わってきました。

2020年2月 9日 (日)

新型コロナウイルスが日本へのシューズ供給にも大きな影響を与えそうです

Photo_20200209171901


中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の影響が、日本へのシューズ供給に大きな影響を与えそうです。

毎年、シューズ産地である中国の広東省や福建省では、春節(旧正月)後の靴工場従業員の戻り具合が、その後の稼働状況に影響を与えてきましたが、今回はそれに輪をかける事態になっています。

今年の旧正月休みは1月24日から30日とされていましたが、当初の1月31日からの靴工場の稼働は新型肺炎の蔓延で2度延期され、2月7日時点では2月10日からの稼働を見守るしかない状況。さらなる延長もありえそうです。

2019年の数字はまだまとまっていませんが、日本の全履物類の2018年の輸入通関実績では、中国からの輸入は数量で5億2759万9000足と、輸入数量の78.8%を占める日本最大の輸出相手国になっています。

中国でシューズを生産している日本のメーカーは、「旧正月前には新型肺炎が深刻化しておらず、今回の事態を想定した増産はしていない」としており、工場稼働が遅れると4月以降の春物の供給が滞ることも想定されます。

ちなみに、すでに生産体制が整っている工場も「政府の稼働許可が下りない」という話も伝わっています。

「春節前に生産済みの在庫は動かせるのか」「工場が稼働しても輸送に支障はないのか」など、不確定要素も多く、今後、超えなくてはならないハードルは高そうです。

中国に次ぐシューズ供給国であるベトナムでは、中国から部材を調達する工場も多く、ベトナム政府が中国からの渡航者の入国制限を行っているという情報もあり、ウイルス同様の影響の伝播が危惧されます。

このため、すでに進みつつある産地のリスクヘッジを、さらに推し進める契機ともなりそうな気配が出てきています。

2020年1月11日 (土)

Shoes Post Weeklyが2019年のシューズ業界10大ニュースを選定しました

Photo_20200111174301


1位は、欧米から火が付いた「サステナビリティへの取り組み」。シューズ業界でも、ここ数年でアウトドア分野やスポーツ分野から環境を配慮した製品や活動への取り組みが急増してきています。

2位は「スニーカーが主役としてマーケット牽引」(写真)。生活者、とくに女性の足元がスニーカーに振れて約8年が経過しました。スニーカーはすでに市場に定着し、シューズ業界はスニーカーがなくては成り立たない状態になっています。

3位は「消費増税が靴小売企業、靴メーカーの業績を直撃」。4位以下はShoes Post Weeklyの紙面で。


2020年1月 8日 (水)

シューズ業界唯一の年鑑本「Shoes Book」2020年版が発刊となりました

Sb2020


 

㈱ポスティコーポレーション Shoes Post Weekly編集部は、シューズ業界の解説と名簿を掲載した「Shoes Book」2020年版を昨年12月に発刊しました。

【解説編】では、①日本のシューズマーケット、②日本のシューズビジネスのポジション、③シューズ小売業の動向、のほか、④ビジネスシューズ(オンタイム)、⑤カジュアルシューズ、⑥スポーツシューズ、⑦子ども靴、⑧シニアシューズ、⑨靴用品、⑩シューズ用マテリアルの10項目に分けて説明しています。

さらにメーカー、卸商社、小売業の【企業編】と、靴やスポーツの団体と加盟企業を掲載した【名簿編】で構成しています。
体裁は、B5判で191ページ。価格は本体7500円+税(送料別)です。

購入はこちらからお願いします。

2020年1月 7日 (火)

専門職向けシューズをアレンジしたデイリーシューズ「810s(エイトテンス)」がデビューしました

1_20200107100901
810s / KITCHE 5000円+税


ムーンスターは、デイリーユースになじむスタイルを提案する新プロダクトライン「810s(エイトテンス)」を12月上旬から発売しています。

同社は、145年の歴史の中で福岡県久留米市の自社工場で熟練した職人の手によってつくられるスニーカーを始め、スクールシューズやキッチンシューズ、ナースシューズなど専門職向けの靴づくりにも携わってきました。

「810s」は、その専門職向けの靴づくりで培ったノウハウを生かし、機能性はそのままにデイリーユースになじむスタイルに再構築したプロダクトになります。

ネーミングは、日本語の腹八分目という言葉の持つ“ちょうどいい”という感覚を表した「8/10=eight-tenths」に由来します。

デビューシーズンの20年春夏コレクションでは、4型11SKU(4500円+税~5000円+税)を展開しています。

「810s / KITCHE」は、厨房や食品工場で使われるキッチンシューズを、ミニマルなコートタイプにアレンジ。油や水に濡れた床面に吸い付くマルチストッパーソールや、手入れが楽なアッパー素材を採用しています。

3
810s / HOSP 5000円+税


「810s / HOSP」は、機能性と快適性を備えたナースシューズを、リラックス感のあるバンドタイプにアレンジ。踏んでも履ける踵のストレッチ素材や、立ち仕事を支える低反発インソールを採用しています。

そのほか、学生用のグランドシューズを上品なスタイルにまとめた「810s / STUDEN」、厨房や食品工場で使われるキッチンシューズを、落ち着いた印象のサボタイプにアレンジした「810s / CAF」をラインアップしています。

2019年12月30日 (月)

カケンテストセンター西部検査所(福山市)がシューズの総合的な試験・検査が可能になりました

2_20191227191001
濡れた状態での耐滑テストを行っているところ


カケンテストセンターの西部検査所(広島県福山市) が、今年度からシューズのほとんどの試験・検査が可能な体制を整え、稼働しています。

カケンテストセンター(本部: 東京都中央区) は、1948 (昭和23) 年に財団法人日本化学繊維検査協会として設立され、2011年に一般財団法人に移行、カケンテストセンターに名称変更された約70 年の歴史があるテスト機関です。

1_20191227191001
カケンテストセンターの西部検査所の外観


当初のアパレル・テキスタイルの検査から雑貨品、シューズなどの検査にも業容を拡大し、1980 年代後半からはアジア地域にも進出しています。

西部検査所は、5年ほど前からシューズを総合的に試験・検査できる体制にするための検討を行ってきましたが、今年4月にカケン基準または各企業の基準に合わせた検査が可能な体制を整えました。

現在、シューズに関するほとんどの検査ができるのは、国内では東京事業所および西部検査所だけだそうです。

シューズ検査で求められるのは耐滑性、耐摩耗性、屈曲性(防水、剥離含む) などで、一番要望が高いのが耐摩耗性。

今年4月の稼働以降、月に100 件を超える試験・検査依頼があり、海外からの案件も増えています。

最近では、消費者クレームを少なくするために大手企業を中心に案件のレベルが上がり、検査項目も増えているうえ、ワーク業界など異業種からのシューズ参入も案件の増加につながっているそうです。

詳細は、Shoes Post Weeklyの紙面で。


2019年12月26日 (木)

AIで販売を予測するクラウドサービスが拡大中です

Photo_20191226165001
イメージ


AIによる販売予測に独自の在庫問題解決技術(特許出願中)を活用し、在庫削減と仕入れ最適化、売上増加をはかるクラウドサービス(SaaS)が、アパレル企業を中心に採用が進み、シューズ業界にも広がり始めています。提供しているのはフルカイテン(大阪市・瀬川直寛社長)。

契約企業は売上げと在庫のデータを提供し、それをフルカイテンが毎日、SKU単位でAIで分析し、将来どれだけ売れるかを予測するというもの。

それを不良在庫(ほぼ売れない)、適正在庫(フルカイテン=完売する)と、中間の過剰在庫(売れるが売れ残る)の3つに分類します。

メリットは、「肌感覚ではなく、どんなSKUがどんな状態にあるのかを可視化できること」と同社広報の南昇平さんは語ります。

不良在庫ならセールで削減し、過剰在庫なら適時、販促などの手を打つそうです。新商品に対する予測についても現在開発中で、来春には需要を予測するサービスもスタートさせる予定。

19年2月からの本格営業開始後、約8カ月間でアパレルSPAやアパレル小売り、大手スポーツメーカー、靴専門店など約40社と契約を結んでいます。詳細はShoes Post Weeklyで。

2019年11月12日 (火)

Mattさん、ゆきぽよさん、錦野旦さんがシューズベストドレッサー賞を受賞しました

Photo_20191112115701
右からMattさん、ゆきぽよさん、錦野旦さん

11月23日、24日、東京・台東区の玉姫稲荷神社で第45回靴のめぐみ祭り市が開かれます

「靴のめぐみ祭り市」の特別企画として行われている「第12回日本シューズベストドレッサー賞」の表彰式が11月6日に都内で行われ、男性部門で音楽家・タレントのMattさん、女性部門ではタレントのゆきぽよさん、シニア部門では歌手・俳優・タレントの錦野旦さんが受賞し、自身がデザインしたシューズなどが贈呈されました。

この賞は「靴のめぐみ祭り市」実行委員会が経済産業省の支援を受けて制定しているもので、その年の最も靴の似合う、日本の革靴を美しく履きこなしてくれる著名人を選出しています。

授賞式でMattさんは、「表革とスエードを使った靴が好きなので、このような(スムース革とスエード素材を使用した)ブーツをデザインしました。普段履きはもったいないので、パーティなどに履いていきたいです」とコメント。

ゆきぽよさんは、「小学生の時から表彰されることに憧れていたので、大人になって受賞でき、すごく嬉しい。靴は00年代のギャルに憧れていたので、その時代のブーツにキラキラをつけてギャルらしい個性を出しました。再現してもらい大満足です。夜の渋谷に履いていきたいです」。

錦野旦さんは、「カジュアルな格好に合う靴を探すのが大変なので、自分でデザインしました。一応、スターと呼ばれているので北斗七星を意識して星を7つ付けました。靴をつくってもらったのは初めてなので嬉しい。同年代の方にもこのような(カジュアルな)靴に挑戦してもらいたい」と語りました。

第45回靴のめぐみ祭り市は、東京・台東区の玉姫稲荷神社で11月23日、24日の2日間にわたり開催される。神社境内では靴の即売会が行われ、10万点以上の品が市場価格の6割から8割の価格で販売されます。

2019年10月16日 (水)

吸湿発熱素材を使った暖かいルームブーツ「RIKUBETSU ROOM BOOTS」が登場します

Photo_20191015192701

スリッパの企画・製造・販売大手のニッポンスリッパは、新たな需要を引き出すルームシューズを開発し、順次市場投入を行っています。

そのなかで、この秋から販売する商品に、見るからに暖かそうな「RIKUBETSU ROOM BOOTS(リクベツ ルームブーツ)」があります。

甲芯材に吸湿発熱機能のある中綿を使用して足首部まで保温できる室内履きで、しなやかに屈曲する底が付いているため歩きやすい。

足首部には動きをサポートする太めのゴムバンドを採用し、フィット感も高めています。ブーツとして、さらに踵部を踏んで2WAYで履くこともできます。

レッド、イエローなど発色の良い4色展開で2500円+税。女性用のMと男性用のLがあります。

名前のRIKUBETSUは、“日本一寒い場所”として知られる北海道陸別町から名付けられました。

意匠登録出願中で、主な販路は雑貨ルートやスポーツ量販店などで、この秋冬から順次展開をスタートしていくそうです。

2019年10月 7日 (月)

ネットオークションサイト「イーベイ」のファッション関連商品の年間販売アイテム数は6億1400万個だそうです

Photo_20191004205601
ニコール・コロンボ氏

イーベイ・ジャパン(東京都渋谷区、佐藤丈彦社長)は、世界最大規模のグローバル・オンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」に出店する日本の売り手(セラー)を対象に、サイトの最新情報などを提供する「2019年秋期セラーアップデート」を渋谷で開催しました。

イーベイは世界190カ国・年間1億8200万人が利用するグローバル・ネットオークションサイトで、18年の取扱高は946億㌦(約10兆6000億円)で、常時13億の商品が世界中から出品され、取り引きされています。

日本法人のイーベイ・ジャパンは同サイトへの出店サポートなどを通じて、09年から日本企業によるB to Cの「越境EC」を支援しています。今回は日本の商品が欧米を中心に人気を集めていることを背景に、「ゲーム&おもちゃ&キャラクターグッズ」「ファッション」「自動車パーツ」など、人気の商品カテゴリーの責任者を米国本社から招き、米国市場の動向などを紹介しました。

シューズを含むファッションカテゴリーについて担当のニコール・コロンボ氏は「ファッション関連は世界規模でバイヤーは約8000万人、年間販売アイテム数は6億1400万個、売上高は130億㌦にのぼり、売上高の半分を米国が占める」と話しました。

販売構成は「ジュエリー・時計・ハンドバッグ・アクセサリー」が最も多く、以下「衣料・靴」「ヘルス・ビューティー」と続き、コレクタブルシューズではアディダスのイージーブーストやナイキのエアジョーダンが人気であることなどを紹介しました。

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ