スポーツシューズ

2020年9月18日 (金)

「プーマ」から新クッショニング技術を搭載したシューズが登場しています

194502_01


プーマジャパンは、「プーマ」から最先端のクッショニングテクノロジーである「XETIC(ゼティック)」を初めて搭載したCALIBRATE RUNNER CS(カリブレートランナーシーエス)とCALIBRATE RESTORED(カリブレートレストア)を発売しています。

プーマ社のこの新技術は、MIT(マサチューセッツ工科大学)のデザインラボと共同で開発したもので、メカニカルなクッショニングとフォーム(発泡体)の組み合わせが歩行時の快適性を高め、最先端のテクノロジーをストリートで履けるようにデザインされました。

プーマ社とMITデザインラボは、さまざまなランナーコミュニティの協力を得て、ランニング中に加わる力などの細かい動きを徹底的に分析し、漸進的なクッショニングと反発性を提供する最適な構造形状を追求した結果、シューズの最大の特徴でもある、“八の字”型の空洞構造を生み出しました。

3Dプリントのように見えるXETICの素材には、プラスチックではなく高いレスポンシブ性を備えたフォームを使用し、名前の由来でもあるオーセチック構造(Auxetic Materials)は、圧縮などの機械的負荷を受けた時に、新次元のクッショニングを発揮し、着地時の衝撃を最小限に抑えます。

また、定性的および定量的なユーザーテストや有限要素解析によるコンピューターシミュレーション、パラメトリックデザインを採用することで、完璧な形状“Recurve(リカーブ)”を開発することに成功しました。

プーマ社のイノベーション部門シニアヘッドのローマン・ジラード氏はMITデザインラボとの共同開発について、「MITが有するコンピューターシミュレーションを使用し、素材がどのように作用するのかを分析することで、最高のクッショニングを実現する、最適な構造を素早く発見することができました」と述べています。シューズは、ともに2色展開で1万5000円+税です。

2020年9月 3日 (木)

「ハイパージャンパー」が人類初の8重跳び成功を目指す縄跳びプレーヤー、森口明利氏とスポンサー契約しました

Moriguchi-toshiaki2


アキレスは、子どもたちの運動能力を引き出すスポーツシューズ「HYPER JUMPER(ハイパージャンパー)」で、縄跳び7重跳びの世界記録を持つプロ縄跳びプレーヤーの森口明利氏とスポンサー契約を結びました。

これを契機に人類初の縄跳び8重跳びの成功を目指し、子どもたちに向けて運動の楽しさを伝える啓発活動を行っていきます。

今年7月に新発売した「ハイパージャンパー」のメインターゲットは、小学生高学年から中学生。

Hyperjumper_photo


とくに小学生高学年は、神経系の発達が成人レベルに近づく「黄金期」と言われ、この時期に積極的に運動をすることで運動神経が発達し、身体能力が進化します。

「ハイパージャンパー」のミッドソール前足部には、一般的にソールに使われるEVA素材に比べ、衝撃吸収性で約10%、反発弾性で約60%高く、耐久性は約2倍という、アキレス独自の進化系素材「ACROFOAM(アクロフォーム)」が搭載されています。

森口氏は1989年10月19日生まれ、30歳。

出身の福井県は縄跳びが盛んで、小学校から高校まで縄跳びに親しみ、京都大学の縄跳びサークル入部を契機に本格的に競技生活をスタート。

就職後も国内外の競技会で好成績を収め、16年には5重跳び連続21回の世界記録を達成(現在は26回に更新)、17年には7重跳び1回の世界記録を樹立しました。

18年に勤務先の繊維会社を退職し、現在は人類初の8重跳び成功への練習を重ねながら、縄跳び教室やイベント出演などで縄跳びの普及に努めています。

アキレスでは、森口氏へのシューズ提供を含めたスポンサー契約と並行して、縄跳び8重跳び挑戦への各種サポート、縄跳び教室、イベントプロモーション等でも積極的に連携をはかっていくとしています。

2020年8月 1日 (土)

ナイキの「ジョーダンブランド」と契約する八村塁選手のエア ジョーダン選手限定モデルが登場です

Ruiheritagepewatch_2
八村塁選手とエア ジョーダン 34 PE


ナイキジャパンは、NBAワシントン・ウィザーズ所属の八村塁選手のTHE PLAYER EXCLUSIVE(PE、選手限定シューズ)となるエア ジョーダン 34 PEを、8月8日からNIKE.COMと一部のNIKE/JORDAN取扱店(日本のみ)で限定発売すると発表しました。

八村選手は昨年、ジョーダンブランドと契約しており、「このPEシューズをつくってもらえたこと、そしてジョーダンブランドのファミリーになれたことをとても幸運に思います」と語っています。

八村選手は「このPEシューズを通して、自分自身が半分日本人、半分アフリカ人であることを表現したいと思いました」と話し、桜や波の図案は、ドラフトの時に着た、裏地の半分が日本の柄、半分がアフリカの柄を用いたスーツのコンセプトを取り入れたそうです。

アッパーの左側はアフリカのテキスタイルプリントを、右側は日本の伝統美術を思わせるプリントを採用。

ベナンと日本、それぞれの国旗がシュータン裏側に見られ、アウトソールもそれぞれの国からインスピレーションを受けたパターンになっています。価格は2万1500円+税です。

2020年5月30日 (土)

アシックスのスパイクピンのない陸上短距離シューズの技術が国際複合材料展で評価されました

200514jec-world2


アシックスのスパイクピンのない陸上スプリントシューズ「METASPRINT(メタスプリント)」に採用しているCFRTP(炭素繊維強化熱可塑性樹脂)を使った複雑な立体形状を実現する成型技術が、世界最大規模の複合材料の展示会「JEC WORLD 2020」のSports & Healthcare部門で、The JEC Composites Innovation Awardsを受賞しました。

この展示会は、1970年から毎年開催されており、出展企業は自動車、航空宇宙、建築業界を始め、医療、セキュリティ電子、産業機器物流、輸送業界など多岐にわたります。

メタスプリントのソールは、スパイクピンがトラックに刺さる・抜ける時間を短縮し、スプリンターの一歩ごとのエネルギーロスを減らしながら推進力を高めるものです。

アシックススポーツ工学研究所による実験では、同社陸上短距離用スパイクシューズと比較して、平均1秒あたり6.7㎝前に進めることが認められており、これは100m換算で0.048秒優位に走れることに相当するものです。

なお、「JEC WORLD 2020」は今年3月にパリで開催の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で1年延期されました。

The JEC Composites Innovation Awardsの授賞式は、5月13日にオンラインで行われました。

2020年5月28日 (木)

中国のアンタスポーツ社が世界スポーツ用品企業の4番手争いに加わってきました

Photo_20200528152701


世界のスポーツ用品企業の売上ランキングは、1位がナイキ社、2位がアディダス社で、3番手にプーマ社が抜け出してきたとお伝えしました。

そうしたなか、年商5000億円レベルの4番手争いに、急成長している中国のアンタスポーツ社が顔を出してきました。

同社は19年度も前年比40.8%増の339億2780万RMB(1RMB=15円換算で約5100億円)として、前期の3000億円台から一気に5000億円台に突入しました。

半分強を占める「アンタ」ブランドは同21.8%増、中国事業を有する「フィラ」が同73.9%増と大きく伸びています。

シューズの売上高は、114億970万RMB(約1700億円)で同32.2%増でした。

2020年5月20日 (水)

「プーマ」が世界のスポーツ用品ブランド売上高の3番手争いから抜け出してきました

Dscf5085


昨日に続き、世界のスポーツ用品企業の売上高の話です。

スポーツ用品企業の売上高ランキングで、競争が激化していた3番手争いからはプーマ社が抜け出してきています。

同社の19年12月期の売上高は、前期比18.4%増の55億200万ユーロ(約6400億円)と、6000億円を突破してきました。

EMEA(欧州、中東、アフリカ)が2ケタ増で初めて20億ユーロを突破したのを始め、各地域で高成長を記録。

卸販売は同15.0%増、消費者に直接販売するDTCは同22.0%増で、DTC比率は25.4%になりました。

シューズの売上げは、16.8%増収となり、25億5200万ユーロで約3000億円規模になっています。

※為替は1ユーロ=117円で換算しています。

2020年5月19日 (火)

スポーツ用品世界1位のナイキと2位アディダスの売上げの差は約1.4兆円に広がりました

1_20200519113601


独アディダス社の19年12月期売上高は、前期比7.9%増の236億4000万ユーロ(約2兆7700億円)と成長しています。

前期に減収だった欧州が同3.2%増と回復したうえ、北米、アジア・太平洋地域は2ケタ増になりました。

「アディダス」ブランドは8.3%増の215億500万ユーロ(約2兆5200億円)、「リーボック」ブランドが同3.6%増の17億4800万ユーロ(約2000億円)です。

シューズは、135億2100万ユーロ(約1兆5800億円)で同5.8%増になりました。

一方、世界No.1の米ナイキ社の19年5月期の売上高は391億1700万㌦(前期比7.5%増)で約4兆2200億円になりました。

これにより、アディダス社との差は前期の約1.3兆円から約1.4兆円に広がりました。

「ナイキ」ブランドは372億1800万㌦(約4兆200億円)で同7.9%の増収。卸販売の同6.1%増に対し、DTCは同12.7%増。シェアは31.6%になりました。

「コンバース」は19億600万㌦(約2100億円)で同1.1%増でした。

「ナイキ」は前年減収だった北米が7.0%増、グレーターチャイナが同20%超の増収。

シューズは「ナイキ」が242億2200万㌦(約2兆6200億円)で同8.8%増、「コンバース」と合わせると258億8000万㌦(約2兆8000億円)の規模があります。

20年5月期も2月までの9カ月では同7.5%増収と順調ですが、新型コロナウイルスの影響でQ3(12月-2月)にグレーターチャイナが同5.2%減となっており、20年度は新型コロナウイルスの影響が出ることが必至な状況になっています。

※為替は1㌦=108円、1ユーロ=117円で換算しています。

2020年4月29日 (水)

米国スケッチャーズ社が「スケッチャーズ」のアウトソールを米国のグッドイヤー社と共同開発しました

Photo_20200429120101


タイヤメーカーの米国ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(以下グッドイヤー)とシューズメーカーの米国スケッチャーズ社は、グッドイヤーのゴム技術を採用した高性能アウトソールを共同開発し、「スケッチャーズ」の20年春夏モデルに搭載していると発表しました。

グッドイヤーがタイヤ開発で培ってきたゴム技術を活用したもので、大豆油を含む特殊ポリマーなど、現在米国やカナダで展開中の一部の高性能タイヤに採用されている再生可能なバイオベース材料が使用されています。

ランニングシューズやウォーキングシューズから始まった搭載は、秋冬からタウンユースのライフスタイルシューズにも順次拡大。

20年を通してメンズおよびウィメンズのアスレチックライフスタイル、トレイル、ワークフットウェア、キッズスタイルのカテゴリーにまで拡大していく予定です。

今回の取り組みについてスケッチャーズ米国本社のマイケル・グリーンバーグ社長は「信頼されている2ブランドが協業して、消費者に本当に役立つハイテク製品を提供できた一例」と述べ、製品については「ランニング使用時の安定性向上、職場の滑りやすい床面などでの優れたグリップ性能、子どもの遊び場での耐久性の向上など、最も必要とされる状況で優れた性能を発揮する」とコメントしています。

グッドイヤーのクリスチャン・ジェラド ライセンス製品グローバルディレクターは「高性能タイヤを消費者に提供できるよう、革新的な製品開発に取り組んできたが、(今回も)消費者に高性能シューズを履いてもらえるように同様の取り組みを行っている」と述べています。

2020年4月16日 (木)

サッカースパイク「YASUDA」のサブスクが注目を集めています

Yasuda
YASUDAの佐藤社長


クラウドファンディングで16年振りに復活を果たしたサッカーブランド「YASUDA」を展開するYASUDA(本社:東京都新宿区)は、世界初となるサッカースパイクのサブスクリプション&リユースサービス「Excel Feed(エクセルフィード)」を3月21日から始動させています。

具体的には、3カ月に1度、新品のスパイクを届けるというもので(最初に提供したスパイクはその際に交換・回収)、スパイクにあまり費用をかけられない利用者に対して、常にコンディションの良いスパイクを提供するシステムです。

プランは、3カ月ごとに1足を届けるスタンダードプラン(月額2980円+税)、3カ月ごとに2足を届けるプレミアムプラン(月額5960円+税)が用意されています。

YASUDAの佐藤和博社長は「昨今、スパイクが高額になっている状況でスパイクを購入できない家庭もあり、場合によってはサッカー部の顧問が生徒のために自腹で購入しているケースもあると耳にした。また、社会人でも古いスパイクを履き続けている人が多く、プロサッカー選手でも大手メーカーが選手との契約を解除するケースが増えている影響で、自腹でスパイクを購入する選手が増えている」と話し、「サッカー選手にとって必需品であるスパイクを常に良い状態で届けることで、サッカーファミリーを増やしていきたい」と語っています。

Yasuda_20200416111701


そのため、今回のサービスでは利用者の制限を設けず、小中学生から社会人、プロ選手まで幅広い層に門戸を開放しました。

提供するスパイクは、伝統的デザインに機能性を盛り込んだプロ仕様の最新モデル「Innovator Pro-ex」(1万2000円+税)。

アッパー前足部にカンガルーレザーを採用し、シュータン裏とインソール踵部にはピッグスキンを使用しています。

交換・回収したスパイクは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みに対応し、まだ履ける状態のスパイクはクリーニングしたうえで、サッカーの環境が整っていない南アジアや東南アジアといったサッカー新興国に提供します。

2020年4月 6日 (月)

米国ニューバランス社が米国内の自社の靴工場でマスクの開発、製造を始めました

Main_20200406100101


ニューバランスジャパンは、マサチューセッツ州ボストンを本拠地とするニューバランス・アスレチック・インコーポレイテッド(以下ニューバランス社)は、アメリカ国内にある5つの工場のうち、マサチューセッツ州ローレンス工場とメイン州ノーリッジウォッグ工場で医療用のフェイスマスクの開発、製造を実施していると、4月3日に発表しました。

アメリカ国内でPPE(Personal protective equipment、個人用保護具)に対して緊急に需要が高まり続けているため、ニューバランス社は現在アメリカ国内の2つの自社工場でフェイスマスクを開発し、生産を拡大する活動に取り組んでいるとのことです。

地元の医療機関や研究開発機関と協議し、フェイスマスクのプロトタイプを1週間で製造。4月中旬までに、ローレンス工場とノーリッジウォック工場を合わせて、週に最大10万ユニットを製造することを目標としています。

FDA(Food and Drug Administrationアメリカ食品医薬品局)の要件を理想的に満たし、この基準を必要とする最前線の医療スタッフが自信を持って使用できる製品を実現するために、現在フェイスマスクの設計と材料仕様を同時に進化させています。

ニューバランス社では、「直接的な医療施設とのやり取りや自社工場があるマサチューセッツ州とメイン州の行政との調整及びコミュニケーションを通じ、我々のフェイスマスクが彼らの需要と供給に適しているか十分理解し確認した上で、供給を進めていく」としています。

今回のマスクの製造については商業的な目的ではなく、「ニューバランスとして、COVID-19の大流行による経済的および公衆衛生危機の中で私たちの多くの従業員たちに誇りをもたらしています」としています。

並行してニューバランス社は、ガウンやフットカバーなど、他のPPEの要求にも、R&Dチームと迅速に対応しています。

これには、プロトタイプへの取り組みと米国を拠点とする3Dプリント機能を最適化するコラボレーションの機会の模索が含まれています。

なお現在、マスクの供給はアメリカ国内のみの予定です。

より以前の記事一覧